2004年2月16日(月)「しんぶん赤旗」
マスメディアは、民主党の論戦と比べながら、日本共産党の論戦に「共産党がリード役に」と注目しました。
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「産経」十四日付は、「『唯一野党』共産が攻勢」という見出しの記事を掲載しました。このなかで、「自衛隊のイラク派遣や憲法改正への反対を呼びかける集会を連日のように全国各地で開催」と報じるとともに、イラク派兵問題での国会論戦に言及。「民主党が政府・与党を攻めあぐねているのをしり目に、政府イラク調査団の報告書が事前に作成されていた疑惑を追及。与党側も『唯一の野党らしく気をはいている』(自民党関係者)と“手ごわさ”を認めるほど。十日には次期衆院選比例代表の一次公認候補二十一人を早くも発表し、『攻め』の姿勢を強めている」と報じました。
『サンデー毎日』二十二日号では、政治評論家の岩見隆夫氏が、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が明るみにだした政府事前報告書の経過を紹介。「追い打ちをかけ」た八田ひろ子参院議員の質問にも触れながら、「共産党に軍配があがったとみるべきだろう」とのべています。
「毎日」十日付は、「イラク派遣審議 民主揺れ攻めきれず 秘密資料暴露 共産リード役に」という記事を掲載しました。
民主党の論戦と対比する形で「政府追及をリードした印象が強かったのは共産党だった」と指摘。「陸自先遣隊の調査報告書の下書きとみられる政府内部文書を暴露。さらにイラクの大量破壊兵器保有に疑問を投げ掛けた米調査団のケイ前団長発言など米国内の動きをとらえ、イラク戦争の『大義』問題を追及した」と、紹介しています。