日本共産党

2004年2月13日(金)「しんぶん赤旗」

道警報償費

組織的犯罪眠らせない

党国会議員団 提訴の男性と懇談


 北海道警旭川中央署の捜査用報償費の不正支出疑惑が大きな問題になるなか、日本共産党国会議員調査団の小林みえこ参院議員(内閣委員)が十二日、旭川市を訪れ、捜査協力への謝礼を受けたとされ損害賠償請求訴訟を起こしている男性らと懇談しました。調査には大橋晃道議団長、真下紀子道議、佐々木卓也、能登谷繁両旭川市議らが同行しました。

 懇談した上川管内の男性(62)は、同署の内部文書とみられる会計資料の中で捜査協力の謝礼一万円を受けたとされました。男性は「無断で勝手に名前を使われ、精神的苦痛を受けた」として先月、道を相手取り損害賠償請求訴訟を起こしています。

 小林議員らは、男性の勇気に敬意をのべ、提訴への思いやいきさつを聞きました。

 男性は内部文書で勝手に名前を使われたことについて「まったく覚えがないのにお金を受け取ったことになっている。本当に憤りを感じる」と怒りをにじませ、「提訴するかどうか悩んだが、警察が日常的、組織的に犯罪をおかしているのを目の前にして、このまま眠らせてはいけないと思った」と訴訟した思いを語りました。男性は、内部文書に出てくる捜査員を議会に呼ぶなど、徹底追及してほしいと党議員団に期待を語りました。

 小林議員らは「報償費疑惑は国民的な問題に発展させなければならない。道議会に続き国会でも取り上げ、真相解明に全力をあげたい」と語り、男性を激励しました。


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