2004年2月8日(日)「しんぶん赤旗」
イラク派兵承認案は九日、参院イラク有事特別委員会で採決されます。参院予算委員会で採決される「イラク復興支援」費を含む二〇〇三年度補正予算案とともに、同日中に本会議で採決にかけられる予定です。
日本共産党は派兵承認案の審議日程を協議した参院イラク有事特別委員会の理事懇談会(六日)で論議すべき論点が多く残されているとして採決に反対、引き続き審議するよう求めましたが、民主、社民両党は採決を了承しました。衆院では、十日から予算委員会で来年度予算案の審議に入ります。
六日の予算委理事懇談会では、小泉首相はじめ全閣僚が出席する総括質疑を三日間行い、うち二日間(十、十二日の両日)はテレビ中継で各党一巡の質疑を行うことを確認しました。
九日午前には、国会正常化の打開策の合意にもとづき衆院予算委員会で、石破茂防衛庁長官の答弁撤回問題を中心に、補充質疑が行われます。
北朝鮮問題の六カ国協議の合意に反して、北朝鮮への単独経済制裁を可能にする外為法「改正」案は、九日の参院財政金融委員会と本会議で採決されます。