2004年2月7日(土)「しんぶん赤旗」
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神奈川県の在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬両市)で横須賀を母港とする米空母キティホークの艦載機が、十日からNLP(夜間離着陸訓練)を強行しようとしている問題で六日、日本共産党の小池晃(比例代表候補)、はたの君枝(神奈川選挙区候補)両参院議員、党神奈川県委員会(小池潔委員長)、基地周辺の党地方議員団は、外務省に対し、NLPを含めたすべての訓練中止を要請しました。
県と厚木基地周辺七市(大和、綾瀬、藤沢、相模原、海老名、座間、横浜の各市)に、住民から寄せられた苦情件数は、昨年一年間で四千九百五件を記録しています。
小池、はたの両氏らは、同省担当者に、基地周辺の爆音が、日常的に激しく、広域化していることを指摘。「今日も朝早くから、厚木基地では艦載機が二機編成で爆音をまき散らしている」「とくにいまは、中学、高校、大学の受験期で、受験生や親に大事な時期だ」として、き然とした態度で米側に中止を要請するよう強く求めました。
これに対し、外務省北米局日米地位協定室の河津邦彦首席事務官は「(訓練は)日米安保条約の達成のうえで必要」などとのべました。要請については「大臣に報告する」と答えました。
要請には大森猛前衆院議員、河野幸司県議団長、三輪智恵美県議と、基地周辺の高久良美、佐藤和子両大和市議、松本春男綾瀬市議、菊川ユリ子、柏木育子両座間市議が同席しました。