日本共産党

2004年1月22日(木)「しんぶん赤旗」

都立大「改革」

学生・院生が抗議集会

“意見反映されてない”


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都の4大学廃止方針に抗議して学生、院生が開いた集会=21日、東京・八王子市

 東京都の都立四大学の廃止方針に対して、都立大学の学生、院生らが二十一日、八王子市の都立大学キャンパスで、大学「改革」についての明確な説明を求める集会を開き、約三百人が参加しました。

 主催は同大学の二つの学生自治会、院生会、クラスや学科の有志などでつくる「学生・院生連絡会議」。

 集会では主催者が、四大学の廃止を進める都の方針の経過と問題点を説明し、「都の方針では、教員が減らされるなど学習・研究環境が悪くなる」と指摘。

 学生自治会の代表や学生の有志が、自分たちの要請行動に対して都がまともに説明しようとしなかったことを紹介。このなかで、人文学部の大学院生は「私たちは学問が好きで取り組んできたのに、(新大学が)学問の場を丸つぶししようとしている。設置者としての最低限の責任として説明を求めても、しようとしない」と訴えました。

 参加した学生、院生からは「東京都は学生の意見をまったく聞こうとしていない」という批判が続出。戦後まもなく同大学に入学した卒業生も駆けつけ、「卒業生も心配している。仲間を増やして、都に抗議する声を大きくしよう」と呼びかけました。

 集会は、都の一方的な「改革」の進め方に抗議し、学生、院生の声を反映した大学改革を行うよう求めるアピールを確認しました。


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