2004年1月20日(火)「しんぶん赤旗」
衆参両院の議院運営委員会は十六日、それぞれ庶務小委員会を開き、国会予算について協議しました。日本共産党から衆院は穀田恵二議員、参院は小池晃議員が出席しました。
両議員は予算のうち、議員会館の新設にPFI(民間資金活用公共事業)方式を導入することについて、「議員会館は、国会の施設そのものだ。建設、管理、運営を民間にゆだねるのは国会の独立性、議員の政治活動の自由からいってふさわしくない」と表明。「国会移転」の中止を明確にしないまま建設を進めることを批判しました。また「議会雑費」などの特権的な手当の改善を求め、予算に反対しました。
さらに国会議員互助年金制度の現状について、国庫負担率が約七割に及ぶなど特権的な制度となっていることを指摘。日本共産党が一九八二年から見直しを求めてきたこともあげ、給付率や掛け金率などについて「抜本的な見直しが必要だ」として、それぞれの小委員会で協議するよう求めました。