2004年1月18日(日)「しんぶん赤旗」
日本共産党第二十三回大会の開催にあたり、中国共産党中央委員会は、つつしんで祝賀の意を表明します。
貴党の第二十三回大会が円満に成功を収めるよう、また中日両国および両国人民のあいだの友好関係が途絶えることなく発展するよう願っています。
中国共産党中央委員会
デンマーク社会主義人民党は、日本共産党と日本共産党第二十三回大会に、熱烈な、心からのあいさつを送り、大会の大きな成功を願うとともに、民主主義、社会主義、国民主権と平和政策をめざす日本共産党の闘争における実りある前進を願うものです。
われわれ両党は、三十年にわたり、友好的で良好な関係を保ってきました。この間、世界では大きな変化が、積極的なものも、否定的なものも、起こりました。スターリン主義の覇権主義体制は崩壊しました。そして民主主義が勝利したように見えました。冷戦が終わり、近いうちに平和が行きわたるように見えました。
しかし残念なことに、大きなチャンスが浪費されました。それは、米国の指導部が世界を支配しようとし、国際法を無視しているからであり、新自由主義が国内的にも、国家間関係でも優勢になっているからです。こうして戦争がより頻繁で、血なまぐさいものになりました。核兵器の脅威は減っていませんし、グローバルな貧困はますます広まっています。
私たちは、日本共産党が核兵器を禁じている日本国憲法を擁護するため、また軍事力の使用をやめさせるために献身的にたたかっていることを知っています。私たちは、日本の反動勢力が、アメリカ政府の支持を受けて憲法を変えようとし――今日でさえ彼らの憲法上の義務を公然と否定しています――アメリカのイラク占領を支援するために軍隊を送ろうとしています。私たちは、これらの問題での、また世界の非核兵器化をめざす真剣なたたかいでの日本共産党の立場にまったく同意し、心から支持するものです。
私たちの考えでは、世界の新しい秩序は、現代化され民主化された国連によって保護される国際法の厳守にもとづかなければならず、軍縮プロセスを本格的に再開すること、また大量破壊兵器の完全廃絶をすべての国で本格的に再開することで、ならびに大規模貧困を克服し、地球資源と富の不平等な分配を克服することで確固としたものにされなければなりません。NATO(北大西洋条約機構)のような軍事ブロックや、軍事超大国の姿勢は許されてはなりません。すべての人間、すべての民族、少数民族の政治的、社会的権利が完全に尊重されなければなりません。このようにしてのみ、戦争とテロリズムの危険が永遠に除去されるのです。
再度、私たちは貴大会の大きな成功を希望するものです。私たちは、大会が採択する新綱領の練り上げが、進歩と平和、社会主義的理想の社会――民主主義と連帯があらゆる社会生活の基礎であるような――をめざす日本共産党のたたかいの画期となることを確信しています。
社会主義のあいさつをもって
デンマーク社会主義人民党 議長ホルガー・K・ニールセン
親愛な同志のみなさん。
あなた方の党大会にあたり、心からの連帯のあいさつを送ります。私たちは、あなた方が最高の成果をあげられるよう願うものです。
あなた方の政治闘争は、経済的には最強で、政治的には最も重要な国の一つでおこなわれています。私は前回の党大会に来賓として参加することができました。私は、日本滞在中の、印象に満ちた経験や体験をよく思い出しています。
親愛な同志のみなさん。
ドイツ共産党は、ドイツ連邦共和国で、戦争政策に反対し、社会福祉と民主主義の後退に反対するたたかいに寄与しています。私たちは二〇〇三年二月ベルリンで、五十万人が参加した、平和運動の過去最大の行動を体験しました。秋には、社会福祉の後退に抗議する数多くの公開行事がおこなわれました。数十万の人々がストライキ、デモ、その他の行動に参加しました。〇三年末には学生の行動がありました。数万人の学生が、教育制度の改悪計画にたいして抗議したのです。議会外の運動が、とりわけ労働者と労働組合の運動がますます強まるだろうということについて、私たちは楽観的です。
ドイツ共産党はこれらの運動に政治方針をもって参加しています。ドイツ共産党の政策への関心は著しく高まっています。〇四年には、私たちは機関紙「ウンゼレ・ツァイト」を強化しようとしています。〇四年末から〇五年初めにかけて、第十七回党大会を開催します。これにはあなた方をつつしんで招待いたします。
親愛な同志のみなさん。
私たちは、両党の連帯関係、対等な関係に感謝しています。これらの関係がさらに深まり、拡大することを願っています。
共産主義的あいさつをもって
ドイツ共産党議長ハインツ・シュテア
親愛な同志のみなさん
ベトナム共産党、ベトナムの労働者階級ならびに人民を代表して、私たちは日本共産党第二十三回大会と、大会を通じて日本共産党の全党員に対し、もっとも熱烈な祝賀のあいさつを送ります。
これまでの八十年にわたる激動に満ちた歴史の道程で日本共産党は、党が掲げた独立、民主主義、平和ならびに社会進歩の日本と、非核、平和、安定の世界をめざす崇高な目標のために粘り強くたたかってきました。したがって、日本共産党は常に日本における政治的、社会的生活に重要な位置を占めています。
私たちは、今世紀の初めに開催される日本共産党第二十三回大会が日本の労働者階級と国民に新しい励ましと多くのさらに大きな勝利をもたらすことを確信するものです。
私たちは、これまでに試されずみのベトナム共産党と日本共産党の伝統的な連帯、友好ならびに協力関係が絶えず発展し、日増しにすばらしいものになっていることを喜びとするものです。私たちは、以前の民族解放闘争の事業と同様に、現在のドイモイ(刷新)、社会主義祖国の建設と防衛の事業において日本の共産党と国民がベトナム人民に寄せてくださってきた貴重な支持と援助に心からの感謝の意を表明します。
日本共産党第二十三回大会が見事に成功し、党の崇高な事業がさらに前進し、多くの新しい勝利を勝ち取ることを期待します。
ベトナムと日本の両党と両国国民の伝統的な連帯、友好ならびに協力関係がますます強化され発展することを期待するものです。
ベトナム共産党中央委員会
親愛な同志のみなさん
ポルトガルの共産党員を代表して、ポルトガル共産党中央委員会は、日本共産党第二十三回大会への熱烈なあいさつと、大会成功を願う気持ちをお伝えします。
全世界の人民と労働者は今日、帝国主義の、とりわけアメリカ帝国主義の野蛮な攻撃に直面しています。ソ連と世界社会主義体制の崩壊に起因する世界の勢力バランスの根本的変化や、自分たちの軍事分野の量的優越を利用しつつ、アメリカの支配者は、アメリカ大企業のより反動的部分の意のままになって、この惑星に完全な支配を押しつけようとしています。
社会進歩と平和の勢力は弱まっていますが、それは帝国主義がその本質を変えず、その搾取と侵略的、好戦的本性を変えていないからであることをはっきりと示しています。
戦争と侵略の政策は、労働者の搾取を強化し、労働組合組織を弱体化し、労働者階級が何十年もの激しい闘争でかちとった権利と達成物を破壊しようとする政策とコインの裏表の関係にあります。
あなた方の国と同じく、ポルトガルでも労働者と共産党員は、この状況を逆転するためにたたかっています。右派政権はわが国をアメリカ帝国主義の戦争政策に従属させ、ポルトガル憲法に違反して、犯罪的で不法なイラク占領に協力するために国家警備隊を派遣しています。同時にこの政権は、国内分野では、労働者階級への、また一九七四年四月の革命で誕生した民主ポルトガルでつくられた彼らの権利へのきわめて野蛮な攻撃をおこなっています。労働者は二〇〇二年十二月のゼネラルストライキや数多くの分野別闘争で示されたように、闘争で応えています。共産党員は、困難ではあるが必要な闘争に労働者を組織する最前線に立っています。この闘争は、勢力関係をいずれは変え、国民とすべての人民、そして世界平和の利益にかなう、民主的で進歩的な解決を実現するでしょう。
今日では、戦争と侵略の帝国主義政策に反対し、世界の労働者階級とすべての労働者、人民の利益を擁護するため、すべての進歩的、民主的、平和愛好勢力の協力を確保することが、これまでにもまして不可欠になっています。共産党員は、この協力を強化するため特別の役割を演じなければなりません。私たちは、平和、進歩、社会主義をめざす共同のたたかいのため、両党の友好と協力の関係をいっそう強化する意思を表明するものです。
日本共産党とポルトガル共産党の友好と連帯万歳!
ポルトガル共産党中央委員会 リスボン
敬愛するみなさん
日本共産党第二十三回大会の機会に接し、ラオス人民革命党中央委員会および全委員の代表として、今回の日本共産党第二十三回大会に参加されているみなさん、日本共産党の党員のみなさん、そして友人である日本国民のみなさんに、心からの称賛とお祝いの言葉を申し上げます。
政治的には、今回の大会は重要な出来事であり、日本共産党の活動が順調に発展している証拠です。われわれは今回の大会の方針を採択することにより、日本共産党がよりいっそう結束し、日本社会において向上され、また平和・友好、協力関係が、この地域と世界の発展のために貢献することを確信しています。
この素晴らしい機会に、日本共産党第二十三回大会の成功を心から願っています。
ラオス人民革命党、日本共産党と日本国民とラオス国民が相互利益のために、友好協力関係がいっそう発展することを心から希望します。
ラオス人民革命党中央委員会
スリランカ共産党中央委員会は、日本共産党の第二十三回大会に、最大の喜びをもって、熱烈な革命的あいさつを送ります。
私たちは、国内的、国際的意義をもつあなたがたの歴史的な大会に代表を派遣することを望み、その決意を固めていました。しかし、わが国における予期しない政治危機、唐突な州議会選挙の布告と切迫する総選挙のために、このうえなく残念ですが、中央委員会は決定を変更し、あいさつのメッセージを送ることになりました。あなたがたのご招待にこたえられなくなったことに、私たちの心からの遺憾の気持ちをお伝えいたします。
あなたがたの大会が、党綱領の大幅な改定について討議することに注目しています。今日の世界の勢力均衡、日本社会と世界全体にあたえるグローバル化の影響を考えるなら、あなたがたの大会に出席してあなたがたの考え方を詳しく知ることができたならば、私たちの党にとって有益かつ実りあるものになったことでしょう。
あなたがたの党がこの二十年間の政治的・イデオロギー的活動を通じて、組織的力量、影響力、その地位を大きく前進させてきたことを見守ってきました。さきの総選挙では残念ながら後退しましたが、新しい中央委員会の指導部のもとであなたがたの党が、いかなる政治的波濤(はとう)も乗り越え、勇気と楽観主義をもって前進できるだろうと私たちは固く信じています。
スリランカ共産党中央委員会は、両党の兄弟的関係のきずなをいっそう発展させる責任と決意を表明します。
最後にもう一度、まったくどうすることもできない事情により、私たちがあなたがたの大会を欠席したことが引き起こした失望と困惑にたいし、深くおわびいたします。
連帯のあいさつをもって
スリランカ共産党書記長デュー・グナセケラ
(十六日到着)
親愛な同志のみなさん
アイルランド労働者党は、日本共産党第二十三回大会に、熱烈な兄弟的あいさつを送ります。あなた方の討論の大きな成功と今後の活動の成功を願うものです。
兄弟のあいさつをもって
アイルランド労働者党国際部 ゲリー・グレンジャー
(十七日到着)