2004年1月17日(土)「しんぶん赤旗」
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大会四日目の十六日午後、会場内で青年代議員交流会が開かれました。笑顔の青年が会場に入ると、入り口に立った市田忠義書記局長が一人一人と握手して迎えます。みるみる会場は百人を超える青年でいっぱいに。
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初めに志位和夫委員長が「大会では若い力が輝いた討論で、綱領改定案は青年の気持ちにマッチしていて、それを語りあっていけばたくさんの仲間がつくられると感じました」とあいさつ。
「大会で発言できなかったので」と、一時間で二十九人が次々とマイクを握り綱領改定案に「光っている」「青年に大いに語っていく」などの発言が相次ぎました。
秋田の菊地大悟さん(24)は「大会直前に結婚しました」。オーッと歓声がわき、「式の翌日に嫁さんと離れてきましたが、それだけの価値ある大会でした。広い地域で青年の結集に難しさがあります。でも、新綱領をもって未来社会を切り開くという発言を聞き、自分も確信をもちました」というと、拍手。
「生き方を重ねて綱領を学ぶ大事さを知りました。帰ったら『お前、生き方どうするんだ』と問いかけて青年たちと学習したい」と、東京の男子学生(23)。発言では活動の困難さも率直に語られました。小池藍さん(東京)が「綱領学習では仲間の思いをしっかり聞き入れられる関係をつくっていきたい」とのべると共感の拍手が。
「この中に地方議員は何人いますか」の質問に八人が起立。兵庫・明石市の辻本達也市議(31)は去年、初当選。選挙をたたかった青年を次々入党させました。「先週も家族が反共という青年を迎えました。綱領改定案を読んだ彼は、マンガの入ってない文字ばかりの文章を初めて読みとおし、『何やしらんが元気がでる』と感想を語りました」というと大爆笑に。
民主青年同盟の地区委員会を再建した大阪の澤井直江さん(29)は五十一人を民青に迎えたと元気に発言。「青年たちをひっぱる集団がカギ。そのリーダーを育てるのが綱領だと思います」
愛知の学生が続けて発言。学生支部をつくって数年ぶりに学生自治会を再建し数百人規模の学生大会を成功させた経験を披露し、「党員を増やして展望が開けた。三けたの党にして次の大会で発言したい」。
「いつもベテラン党員から『若い人にエネルギーをもらえる』といわれますが、大会にきて尊敬できる先輩ばかりだと本当に感じました」と兵庫の看護学生、八幡美智子さん(22)がいうと会場は一斉にうなずきました。
集会最後に、横浜の荒井千帆さん(30)は訴えました。「いま五十代、六十代の先輩たちがつくった党勢をのりこえる党勢を私たちがつくっていきましょう」
交流会の途中で感想をのべた志位委員長は「一人ひとりの発言は個性に輝いて、ドラマチックな発言に胸打たれました。民主連合政府を早い時期に、みなさんが働きざかりの時期につくるため、いっしょにがんばっていきたい」と、激励のエールをおくりました。
交流集会は、和田一男青年・学習対策委員会責任者の司会ですすめられ、はたの君枝参院議員も参加しました。