2004年1月17日(土)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の不破哲三議長は十五日、二十三回党大会の会場内で、キューバ共産党来賓のオスカル・マルティネス・コルドベス国際部副部長と懇談しました。
コルドべス氏は、二十三回大会への招待に感謝し、フィデル・カストロ議長からのあいさつを伝えました。不破議長は、カストロ議長へのあいさつを託しました。
コルドべス氏は、二十三回大会についての印象を語り、日本共産党が広範な国民諸階層と結びつき、支持を広げながらたたかっていることがよく分かったとし、綱領改定案は日本共産党の理論と知性、原則性を示しているとのべました。また、キューバをめぐる情勢について、ブッシュ米政権が反キューバ政策を強めていることをのべ、米大統領選挙の行方に注目していると語りました。
不破議長は、自国に従属せず独立した立場をとる国がラテンアメリカに存在するというだけで敵視するのが米国であり、米国はテロリズムを問題にするが米国ほどキューバにテロをおこなった国はないと指摘。一九八四年のキューバ訪問のときの思い出にふれながら、その際に医療や教育での重要な達成状況をみたとのべ、その後も、ソ連・東欧の崩壊や米国の封鎖政策のもとでこの分野での前進がつづいていると語りました。
コルドべス氏は、二十年間の変化は大きい、ぜひ改めて見てほしいとして、不破議長の訪問を招待しました。