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2025年1月18日(土)

自公市政の刷新掲げ

沖縄市長選あす告示 なかむら氏訴え

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(写真)「声が届く、やさしさつながる沖縄市」の実現を掲げて街頭で訴える、なかむらみお氏=17日、沖縄市

 現職市長死去に伴う沖縄市長選(26日投票)が19日告示されます。自公市政の刷新を掲げ、玉城デニー沖縄県知事を支える立場から、県議で立憲民主党県連前代表の、なかむらみお氏(52)=無所属・新、日本共産党、立民、社民、社大推薦=が立候補します。自公推薦の前県議、花城大輔氏(53)との一騎打ちの見通しで大激戦になっています。

 市長選は、県内で米兵による女性暴行事件が続発する中で実施されます。なかむら氏は、米兵犯罪が後を絶たない背景に、日本側が裁判権を持つ公務外の事件でも、容疑者米兵の身柄が起訴前に日本側へ引き渡されないなど、米軍の特権を認める日米地位協定の問題を指摘。協定の改定に消極的で、命と人権を守ろうとしない日本政府を糾弾し、「(自身が)改定の先頭に立つ」と述べています。

 一方、花城氏は「基地負担軽減の在り方について具体的なものは持っていない」と述べています。

 物価高から市民生活をどう守るかでも違いは鮮明です。自公市政が10年以上続く中でも市民所得は県内41市町村中38位と低迷。子育て世帯から負担軽減のために学校給食費無償化を求める多くの声が上がっています。

 しかし、花城氏は「財政的に厳しい」と後ろ向きです。なかむら氏は、国の責任で無償化する原則を強調した上で、中学生の無償化に踏み出すデニー県政と連携し、段階的に実現を図っていくとしています。

 市民の願いに応えられない花城氏の陣営は企業を締め上げて連日大量動員し、浮上を狙っています。


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