2023年12月5日(火)
オスプレイ撤去を
共産党 各地で要請
九州
田村貴昭・仁比氏ら
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米軍オスプレイが鹿児島県屋久島沖で墜落した事故(11月29日)を受け、九州7県の日本共産党県委員会は4日、九州防衛局(福岡市)に緊急の申し入れを行いました。田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄比例予定候補)、仁比聡平参院議員、まつざき真琴衆院鹿児島2区予定候補、内田隆英衆院長崎1区予定候補が参加しました。
申し入れでは、▽米軍と陸上自衛隊のオスプレイ全機をただちに運用停止し事故原因を明らかにすること▽陸自へのオスプレイ導入の中止・撤去、佐賀空港への配備計画の撤回―などを求めました。
田村氏は、防衛省が米軍に飛行停止を要請しているにもかかわらず「なぜ飛び続けているのか」、仁比氏は「原因究明に防衛局としてどのように関わるのか」と迫りました。他の参加者からは飛行ルート公表などについて質問がありました。
防衛局側は、米軍の運用に関わるとしてまともに答えず、参加者から怒りの声が上がりました。要請後の会見で、田村氏は「徹底的に追及していく」と力を込めました。
神奈川
はたの氏・県議ら
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日本共産党神奈川県委員会と県議団は4日、県内でオスプレイの飛行目撃情報が相次いでいることを受け、国会内で首相、防衛・外務両相に宛て、米軍・自衛隊のオスプレイ全機種の運用停止と撤去を申し入れました。
はたの君枝衆院南関東比例予定候補、大山奈々子県議団長、大和・綾瀬両市議団、衆院小選挙区予定候補と県平和委員会メンバーらが参加。
県内では墜落直後から連日、米軍厚木基地(大和・綾瀬両市)周辺を中心にオスプレイの飛行が目撃されており、住民は「いつ落ちるかわからない」「本当に大丈夫なのか」と恐怖と怒りの声をあげています。
防衛省の担当者は、「オスプレイ配備は安全保障上重要な意義があり、計画通り配備する」と回答。参加者は「今回の事故も重大だが、人口密集地で墜落したらどうなるのか」「国民の命や安全をどう思っているのか」と厳しく追及しました。
青森
委員長・県議団
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日本共産党の青森県委員会と県議団は4日、在日米軍横田基地(東京都)所属のCV22オスプレイの墜落事故を受け、宮下宗一郎県知事宛てに、米軍に対しオスプレイ全機の撤去などを求めるよう申し入れしました。
県庁を訪れた、畑中孝之党県委員長と、安藤晴美、田端深雪、吉俣洋の3県議は、県危機管理局防災危機管理課の佐藤広之課長に要望書を手渡しました。
畑中県委員長らは、同基地所属のCV22オスプレイが、東北町の小川原湖上で危険な訓練を幾度も強行してきたことや訓練区域の拡大に、党として繰り返し訓練の中止・撤回を求めてきたと強調。危険な軍用機が、県内はじめ日本の空を飛び回ることは許されないと抗議しました。
県がオスプレイの訓練拠点となっている状況であり、県民の安全を守る立場で、米軍と国に対して、米軍と自衛隊でのオスプレイの運用停止、オスプレイ全機の撤去を求める厳しい対応をとってほしいと要望しました。