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2022年5月14日(土)

選挙戦のなかで党員拡大の努力を抜本的に強めよう

 全国都道府県委員長会議(9日)で小池晃参院選闘争本部長は、参院選勝利めざす活動で、「宣伝・組織活動と一体に、党員拡大を根幹とした、党勢の上げ潮をつくることに執念を燃やして奮闘してこそ、参院選勝利の道が開かれますし、党の未来を開く力をつくることができます」と強調しました。志位和夫委員長は閉会あいさつで「参議院選挙のたたかいを通じて、日本共産党が、党として、質的にも量的にも強くなったというたたかい」をよびかけ、党員拡大の前進を訴えました。

参院選勝利と党の未来のために

 選挙本番に党員拡大を特別に位置づけてとりくむというのはこれまでにない提起です。

 なぜ提起されたのか。参院選勝利へただちに生かすべき中間地方選挙の教訓が、議席と得票の後退の最大の原因が党員拡大の遅れによる党の自力の後退にあり、参院選で勝利するうえでも、これと一体にたたかう来年の統一地方選挙を展望しても、いま世代的継承を中軸とする党員拡大のとりくみを前進させながら選挙をたたかうことがどうしても必要だからです。

 中間選挙で前進させたところでは、新しい党員が支部に新鮮な活力を吹き込むとともに、新たな結びつきを生かして支持を広げる勢いが生まれています。

 参議院選挙は、総選挙以来の日本共産党攻撃の逆流とロシアのウクライナ侵略の危機に乗じた攻撃で綱領そのものが論戦の熱い焦点となり、これに正面から立ち向かうたたかいとなります。ウクライナ問題と日本の安全保障、働き方と生活苦、ジェンダー平等や気候危機問題など、青年・学生、労働者、若い世代の模索と党綱領が響きあっているだけに、宣伝や折り入って作戦と一体に新しい党員を迎える条件はこの間にないものがあります。

 選挙のあらゆる活動――演説会、「集い」、宣伝行動、「折り入って」作戦などの機会に、広く党に迎えたい方たちに「はてな」リーフと「入党よびかけ」リーフで入党を働きかけましょう。

行動の具体化をただちに

 選挙戦のなかですべての支部が党員拡大にとりくむために、幹部会決定を最優先で全党のものにし、「綱領を学びながらたたかう」姿勢をつらぬき、次の行動をよびかけます。

○党大会第二決議を指針に、すべての支部が入党の働きかけにふみだし、新しい党員を迎えましょう。4中総決定が明らかにしている党員拡大の三つの教訓――(1)「入党しそうかどうか」ではなく、支部で広く結びつきを出し合う、(2)党機関が一回一回の働きかけを評価し励ます、(3)「楽しく元気の出る支部会議」の努力で「迎えても育てられない」というためらいを乗り越えるなど、党大会第二決議を指針にとりくんでいる――を選挙にふさわしく具体化しましょう。

 支部が党に迎えたい人、支持・協力してくれる人、読者、後援会員やその家族、JCPサポーター、労働組合や国民運動団体の仲間や民青同盟員など、入党対象者を明らかにして働きかけましょう。働きかけに失敗はありません。世代的継承を中軸に、支部の結びつきに光をあて、選挙のなかでさらに結びつきを広げましょう。

○青年・学生、労働者、真ん中世代の三つの分野に生まれている党員拡大の条件の広がりを党員拡大に結実させましょう。

 青年・学生分野では、民青同盟への加盟が昨年をも上まわる規模になり、新たな学生班結成があいつぐなど大きく前進しつつあります。そしていま、民青同盟のさらなる発展のためにも、民青同盟員への入党の働きかけがきわめて重要になっています。近くブックレットになる4・17「学生オンライン・ゼミ―科学的社会主義」(講師・志位和夫委員長)を力に民青の拡大をすすめつつ、思い切って青年・学生のなかで党員拡大を前進・飛躍させましょう。職場支部援助の努力のなかで、職場支部での参院選へのとりくみと一体に労働者への働きかけを具体化しましょう。真ん中世代の学習会や「集い」がひろがり、この分野でも党員拡大のあらたな意欲のひろがりを生かして新しい党員を迎えましょう。

○党員拡大の推進軸は、「集い」です。演説会とともに、党機関、自治体・行政区、支部で大・中・小の多彩な「集い」を計画し、国政候補をはじめ、機関役員、地方議員のみなさんが率先して、綱領を語り、参院選の協力と入党をよびかけるとりくみに挑戦しましょう。

 支部と密接に結びついて日常的に活動する地方議員のみなさんが、選挙戦でけん引力になるとともに、党員拡大でも支部といっしょに対象者を出すところから援助し、とりわけ、「集い」を力にして入党を働きかける推進力になりましょう。(組織局)


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