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2021年9月22日(水)

きょうの潮流

 明るい未来はやってくると思えてくる。私も前向きに生きるんだ―。SNS上にあふれたメッセージ。国連総会に登場した韓国の音楽グループ「BTS」の演説が反響をひろげています▼「可能性と希望を信じれば、予想外の状況になっても道に迷わず、新しい道を発見できる」。コロナで失われた大切な日々。でも、未来を悲観しないで。世界は少しずつ前に進んでいる。私たちの選択の一つ一つが変化の始まりだと▼未来世代と文化のための大統領特使にも任命されているBTS。持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて開かれた国連のイベントで、生き方を模索する世界中の若者に行動を呼びかけました▼共産党が発表した気候危機打開の政策にも若い世代からこんな期待が寄せられています。「やるかやらないかではなく、やらなきゃダメ。そんな人を選挙で選びたい」「最大の被害者となる将来の世代として、まだ選挙権のない若者の声も取り入れて」▼先日は入管行政の改善を求めて署名を集める学生らが訴えました。「公権力によって命や人権が奪われる社会はおかしい。私たちが声をあげ、社会を変えていきたい」▼環境、平和、人権。いま若者の声が、行動が社会を動かしています。彼らは、コロナによるロストジェネレーション(失われた世代)ではなく、ウエルカムジェネレーションと呼ばれるべきだとBTS。変化を恐れず、ウエルカム(ようこそ)といいながら、主人公となって前に進んでいく。そんな世代です。


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