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2021年3月28日(日)

開かずの踏切なくせ

高橋議員 衆院で法改定案可決

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=19日、衆院国交委

 踏切の改良・解消の促進や「道の駅」の防災拠点化等を定める踏切道改良促進法改定案が23日の衆院本会議で全会一致で可決しました。

 日本共産党の高橋千鶴子議員は19日の衆院国土交通委員会で、同法制定後60年たつが、踏切は全国に約3万3千カ所も残っているとして、交通安全基本計画の「踏切事故のない社会」を目指すよう要求。赤羽一嘉国交相は「開かずの踏切」は500カ所以上残っており、「交通事故撲滅と同じくらいしっかり取り組みたい」と答えました。

 高橋氏は、東京・代々木駅周辺の「開かずの踏切」問題は「周辺の町内会等が30年も行政やJRと交渉したが解決していない」「過密ダイヤで少しでも遅延すれば踏切内で電車が1時間も止まる。住民は解決策を提案している」として、協議推進のための国の対応を求めました。

 また、同案が「道の駅」などの駐車場を防災拠点化し、一般車両の利用を制限する上での混乱防止策をただすと、国交省の吉岡幹夫道路局長は「一般利用者用の駐車スペースを一定程度確保する」と答弁しました。

 高橋氏は、地域の防災拠点となる「道の駅」の安全対策、耐震化への国の支援を要求。赤羽国交相は「耐震化や電源・水・通信施設確保のため交付金を活用して機能強化する」と答弁しました。


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