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2020年12月1日(火)

気象庁HP 広告やめよ

高橋氏 予算を増やすべきだ

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=27日、衆院国交委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は27日の衆院国土交通委員会で、気象庁が9月15日にホームページ(HP)への広告を掲載したものの、翌日に基準違反の広告が発覚し、掲載中断に追い込まれた問題で、広告掲載をやめるよう求めました。

 高橋氏は「10カ月のHPアクセス数は、国交省の13億回に対し、気象庁は68億回もある。災害時などアクセス数が集中する際にHPが重くなる支障もある。気象庁の年間予算は600億円前後で、アベノマスク配布の予算を若干上回るにすぎない。広告掲載はやめ、気象庁予算を増やすべきだ」と求めました。

 赤羽一嘉国土交通相は「広告掲載でアクセスできなくなるのは本末転倒で、あってはならない。予算を潤沢にしたいという思いは強い」と応じました。

 また高橋氏は、気象庁が1953年から続けてきた、植物の開花や生物の初鳴き等を観測する「生物季節観測」を大幅に縮小する問題について、「生物多様性や気候変動が問題となる中、動植物のデータを残し、人間の五感でとらえる微妙な変化の観測は残すべきだ」とただしました。

 赤羽氏は「地域の歴史的特性に人がかかわるのは非常に重要だ。予報官の人的知見も活用したい」と答弁しました。


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