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2020年9月24日(木)

つくりだした変化に確信をもち「特別月間」最終盤の猛奮闘を

小池晃「特別月間」推進本部長

 小池晃「特別月間」推進本部長は23日、党内通信で全党に訴えを行いました。その内容は次のとおりです。


写真

(写真)訴える小池晃「特別月間」推進本部長=23日、党本部

 「特別月間」の成功、総選挙勝利へ、日夜奮闘されている全党の同志のみなさん。心から敬意を表します。

 6月からとりくんできた「特別月間」は、いよいよ最後の1週間を迎えました。

 今月の党勢拡大の到達点は、入党働きかけが4898人、入党申し込みが465人、「しんぶん赤旗」購読約束が日刊紙1246人、日曜版8222人。今月入党を働きかけた支部は11・4%、読者拡大成果支部は19・8%となっています。

 党員拡大は、4万人以上に働きかけ、4千人以上の入党者を迎えるという目標との関係では距離を残していますが、6月から8月のペースを上回っており、この1週間とその前の週とを比較すると、入党働きかけは約1・6倍、申し込みは約1・8倍の「のび」となっています。ここには、4連休作戦を節にした全党の大奮闘が示されています。

 「支部が主役」で働きかける運動を貫きながら、これだけの前向きの変化をつくっていることは大変重要です。

 読者拡大の到達も、6月~8月のいずれの同日比でも上回っており、日刊紙、日曜版とも、最後まで頑張りぬくなら党大会現勢の回復・突破をはかれる可能性が生まれています。

 この流れをさらに広げ、「特別月間」の目標を全党の底力を発揮してやりとげよう――このことを心から訴えます。

激動の情勢、改定綱領、総選挙勝利への保障、「支部が主役」に深い確信をもって

 9月の到達をふまえて、次の四つのことに深い確信をもって頑張りぬくことをよびかけたいと思います。

 第一は、安倍首相の辞任、菅新政権の発足という、「新しい激動的時代」が始まったもとで、党への熱い期待が寄せられていることです。

 16日、「安倍政治の継承」を唯一の旗印とする菅新政権が発足しました。この間の世論調査でも、「アベノミクス」の転換や、「森友」「加計」「桜を見る会」の真相解明を求める声が多数であり、国民のなかでの基盤は非常にもろいものです。しかも、国のあり方としてくりかえすのは「自助、共助、公助」。しかし、国民がこれだけ自助努力している時に、これ以上どうしろというのか。国民にさらなる苦しみを押し付けるような政治が、早晩立ち行かなくなることは明らかです。

 こうしたもとで野党の中では、新自由主義からの決別・転換で政策的一致がつくられ、国会の首相指名ではそろって立憲民主党の枝野代表に投票するという、共闘の重要な前進がはかられています。まさに、政権交代が現実的な目標として見えてきました。そして、この中で日本共産党への期待と激励が、従来の枠を超えて広がっています。

 東京大学教授の宇野重規さんは、ある新聞で、新・立憲民主党の成立に触れ、「旧民主党、あるいは民進党の復活にすぎないとの声もあるが、共産党を含めた野党共闘を目指している点は重要だろう。自公政権に対抗するためには、共産党との連携が不可欠である。非共産を掲げない野党第1党の誕生の意味は小さくない」と論じています。

 いま、破たんした新自由主義の暴走か、それとも、おおもとからの転換か、日本の進路をめぐる対立軸が浮き彫りになっているもとで、街頭宣伝でも、記念講演の「七つの提案」が共感を広げています。「しんぶん赤旗」の党本部への購読申し込みも急増しています。宣伝でも党勢拡大でも、いま国民の中に打って出て大攻勢をかけるときです。このことに深い確信をもって奮闘しようではありませんか。

 第二に、コロナ・パンデミックで、政治と社会のあり方が根本から問われる中、世界と日本の進路を指し示す改定綱領の力が際立っていることです。

 新自由主義の破たん、世界資本主義の矛盾、国際社会の対応、人類史のなかでのパンデミックなど、改定綱領を指針に、日本と世界の大局的展望を明らかにした志位和夫委員長の記念講演が、共感と感動をよび、入党の動機になっています。コロナ危機をふまえて、改定綱領の中心点を示した『入党のよびかけ』カラーパンフの読み合わせが大きな力を発揮しています。

 コロナ禍のもとでの一過性でない国民の変化に、改定綱領が響きあい、表面の政局の動きにかかわらず、深いところからわが党の役割に共感し、入党が広がっていることに確信をもち、記念講演ダイジェストDVDと『入党のよびかけ』パンフでの働きかけを広げぬこうではありませんか。

 第三は、「特別月間」目標総達成をめざして頑張りぬくことが、総選挙勝利の文字通り最大の保障となるということです。

 総選挙をたたかう上でも、わが党は今年最善の準備をしてきたのではないでしょうか。綱領改定という大仕事をやり抜き、当面する政治方針と党建設の方針を定めた二つの大会決議を練り上げました。3月以降、新型コロナ危機が深刻化するもとで、国民の苦難軽減へ、草の根の力を発揮して、あらゆる面で先駆的な活動にとりくんできました。そして、その中で党づくりを断固として前進・発展させようと奮闘し、頑張れば党員でも読者でも、党大会時の現勢の回復・突破はできるという地歩を築いてきました。

 この努力を党勢拡大に実らせることができるならば、仮に総選挙になっても、最良の態勢でたたかえる――このことに確信をもって、迷うことなく、一心に、「特別月間」の成功に全力をあげることを訴えます。

 第四は、今の「支部が主役」に徹した党員拡大運動、党勢拡大運動は、持続的前進への道をひらくものに必ずなるということです。

 「特別月間」は、何よりも党勢を持続的前進の軌道に乗せるためのものです。その目的にふさわしい運動に、全党の粘り強い努力によって、ここまで発展させてきました。党大会第二決議にもとづく努力を最後まで貫き、すべての支部が踏み出す運動にできるならば、党大会で掲げた3割増への持続的前進の道も、党の世代的継承への道も見えてきます。

 「支部が主役」に徹して、強く大きな党をつくるという、党建設の大道を、最後の最後まで貫いて目標をやりとげましょう。

 そして、党創立100周年にむけた党づくりの成功をきりひらこうではありませんか。

種はたくさんまかれている――全党の底力発揮し、目標をやりぬこう

 全党のみなさん、「特別月間」はあと1週間です。

 どうか、この1週間、全党の持つ底力を発揮していただきたい。

 残された期間、一日一日駆け抜けて、目標をやりぬこうではありませんか。

 党員拡大では、1週間、約1万8千のすべての支部・グループが立ち上がるならば、あと3万6千人に働きかけることは決して不可能ではありません。何よりも、今日までのみなさんの奮闘によって、たくさんの条件をつくってきていると思います。対象者をあげている支部も広がっている。6月以来、「集い」に参加した人、『入党のよびかけ』カラーパンフや記念講演ダイジェストDVDを届けた人もたくさんいる。種はたくさんまかれています。

 これまでの努力でつくりだした条件を、余すところなく党員拡大に実らせるために、入党の働きかけを5倍10倍に広げようではありませんか。

 読者拡大では、全県・全地区が、日刊紙・日曜版とも党大会現勢を必ず回復・突破するとともに、3割増にむけた月目標・「月間」目標をやりきる構えで奮闘することを訴えます。「JCJ大賞」の受賞に続き、安保法制成立を賛美したアメリカ大使館の公電をスクープしたことが大きな反響をよんでいます。こうした「赤旗」の値打ちを語りぬいて、購読を広げに広げようではありませんか。

 カギを握っているのは、全支部・全党員の総決起を訴え、行動を組織していく党機関役員・地方議員、支部長・支部指導部のみなさんの奮闘です。

 すべての支部が入党の働きかけに踏み出し、すべての支部が読者拡大で成果をあげる「月間」になるよう、最後の最後まで力を尽くそうではありませんか。

 私たちも全力で駆け抜けます。ともに頑張りましょう。


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