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2020年6月17日(水)

病床確保 第2波へ偏在正せ

塩川氏、患者数推計ただす

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(写真)質問する塩川鉄也議員=3日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は3日の衆院内閣委員会で、新型コロナウイルス第2波に備えて、最新の知見に基づくコロナ患者数の再推計についてただし、医療機関への財政措置を積み増すよう求めました。

 これまで政府は、ピーク時のコロナウイルス感染症患者数を約22万人(厚生労働省が3月に出した事務連絡に基づいて都道府県が試算したもの)と示してきました。これに対し、コロナウイルス感染症対策専門家会議の「提言」(5月29日)では、3月以降新たな経験を得たとして、今後の感染拡大を見据え、必要となる医療提供体制の確保のために「新たな患者数の再推計を行う」としています。

 塩川氏は、「新たな患者の再推計とは何か」「再推計に基づく第2波に備えた病床確保の目標を明らかにせよ」と質問。西村康稔経済再生担当相はどちらも、「厚労省において検討中」と答えました。

 塩川氏は、各都道府県が確保している病床数には大きなばらつきがあることを強調し、「このアンバランスをただすべきだ」と主張。西村氏は「2次補正予算で対応する」と答えました。

 「病床確保の目標は『検討中』なのに医療機関への財政措置は大丈夫だという保証はどこにあるのか」と迫った塩川氏に対し、西村氏は、「予備費も10兆円積んでいる」と答弁。塩川氏は、「予備費ではなく、必要な予算を積むべきだ」と批判しました。


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