日本共産党

2003年12月31日(水)「しんぶん赤旗」

征伐隊事件 村上容疑者との深い仲

民主・西村議員反省なし

“国賊は死ね” 容疑者の思想に共鳴


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会と西村議員の関係を示す月刊誌『刀剣・ナイフ情報』

 政治献金返さず、最高顧問も当面辞めぬ――。民主党の西村真悟衆院議員は二十九日の記者会見で、「征伐隊」などと名乗り、銃撃事件を起こした村上一郎容疑者や同容疑者が会長の「刀剣友の会」との関係について、あえて、当面の“継続”を表明しました。「事件は寝耳に水」だが、「会の趣旨に賛同」「思想信条で共鳴して話しあう仲」という弁明は通用するのか。あらためて両者の関係をみると…。

 村上容疑者らがかかわった一連の「征伐隊」を名乗る事件は警視庁認定で二十四件。逮捕された十二人のうち一人を除く十一人が村上容疑者を含め「刀剣友の会」の顧問や理事などの幹部を務めていました。

 銃弾を撃ちこむ、銃弾を送りつけるなどはまさにテロ犯罪。対象は、朝鮮総連関連施設から、広島県教職員組合、政治家やその事務所など、まさに民主主義の基本にかかわる重大な犯罪です。使われたけん銃、銃弾の入手先をめぐっても、やみの勢力とのつながりも指摘されています。

 こうした犯罪行為がしだいに明らかになっても、これまでの深い関係に根本的な反省が西村議員にはうかがえません。

 村上容疑者は、テロ行為につながる言動・行動を日常的に繰り返しおこなっていた人物です。

 刀剣友の会(日本人の会)の御案内には「一事が万事、敗戦後のこの国にかけられたGHQの呪縛」…「私共は誇りある日本人として、これ以上この不名誉に甘んじる事を断固拒否します。拒否するだけではなく、『七生報国』、死闘で半世紀を越える戦勝国の隷属状況を脱する事を宣言します」などと明記。さらに、同容疑者は、会発行の月刊誌『刀剣・ナイフ情報』に「世のため人のため、国賊は、さっさと死んで消えてなくなれ」と書いています。

 「国賊」「死ね」などの言葉を平然と使ってきた村上容疑者。二〇〇一年五月二十六日には、尖閣諸島への上陸を敢行。会のホームページには日本刀を振り下ろした写真を自慢げに掲載しています。

 こうした言動の村上容疑者の思想に共鳴するというのが西村議員です。

 二十九日の会見では、外務省の田中均審議官に対する同容疑者らの不審物事件についても田中氏の行動に触れて「発火装置を置くのが当たり前と思う国民がでてくる」とテロ行為を容認するかのような言動までしています。

 会の『刀剣・ナイフ情報』には、西村議員がしばしば登場してきます。

 二〇〇二年十二月号では東京・永田町の星陵会館で開かれた「西村真悟代議士を囲む夕べ」を、二〇〇三年十月号では「西村真悟最高顧問を囲む長良川鵜飼いの夕べ」を写真つきで特集。西村議員が元秘書の市議候補を引き連れて村上容疑者らと対談し、支援を要請したこともありました。

 二〇〇三年年末特集号では、同年十一月に衆院選挙で当選した西村氏の「当選御礼」を紹介しています。

 この中で西村議員は「村上会長はじめ会員各位の絶大なご支援のもとで『日本一の選挙戦』を展開できた」と感謝。「会長はじめ会員各位には、同志としてともに国家再建のために戦っていただくこと」を求め、「日本万歳!大和魂万歳!日本刀万歳!」としめくくっています。

 村上容疑者から提供された二百十八万円の献金についてもこうした深い関係があってのもので、「これまでの交際に落ち度がない」などとすまされるものではありません。


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