2003年12月28日(日)「しんぶん赤旗」
千葉・市川市 |
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広範な市民でつくる「自衛隊のイラク『派兵』STOP! 市川市民実行委員会」は二十七日、千葉県市川市のJR市川駅前で、宣伝行動にとりくみました。
宣伝を始めると参加者は五十四人に膨れ上がりました。横断幕や戦闘状況の写真を展示し、派兵反対のうたごえやマイクリレーの声が響きました。
参加した子ども連れの女性や教師らが「武器を持って自衛隊が戦闘地域に行けば、戦争をしにきたと思われます」「派兵反対の声をあげよう」と訴えました。
「いても立ってもいられなくて」と参加した無所属の市議(64)はじめ日本共産党市議団(五人)も参加。「アメリカの不法な占領支配に加担する派兵に反対しましょう」とマイクを握りました。
被爆者の里見香世子さん(58)は「イラクの人が待っているのは自衛隊ではない。自衛隊が支援するのはアメリカです」ときびしい表情で話し、知人に誘われ参加した秋元健一さん(73)は「日本はとうとう先遣隊まで出してしまったが、これは国際貢献ではなく、国際的孤立です。世論の力でくい止めなければ」と語りました。
岡 山 市 |
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「声をあげよう! いっしょに歩こう! 自衛隊のイラク派兵をとめよう」−−。Peace Walkおかやま実行委員会(早川正樹代表)は二十七日、岡山市でピースウオークを五十人でとりくみました。
「いっしょに歩いてください」とよびかける青年たちにこたえて、飛び入りで参加した田中範夫さん(40)は「平和憲法があるのに、派兵するのはだめ。いま国民が意思表示することが大事だと思う。日本の兵隊さんが死んじゃったら、大変なことになるじゃないですか」と語りました。
新聞折りこみのビラを見て参加した女性(35)=公務員=は、「はじめて参加するんです。政府のやり方はおかしい。一人で思っているだけじゃなくて、何かできないかと思ってきました」と話していました。