2003年12月25日(木)「しんぶん赤旗」
消費税廃止各界連絡会は二十四日、東京・新宿駅東口で「消費税増税計画に反対の声をあげよう」と署名・宣伝行動をおこないました。クリスマスイブとあって、サンタクロース姿の参加者も登場し、十四人で署名をよびかけました。
「消費税を上げられたら暮らしていけないよ」と署名した東京・板橋区の横山誠さん(18)=フリーター=は友人と二人で住んでいます。「今だってやりくりが大変。給料は生活費で消えて、仕事用のスーツを買うのがやっと。私服は買えないし、女の子におごることもできない。所得税が取られるのもつらいのに……。所得の低い人から消費税を取るなよ。大企業はもうけてるよ、そこから税金を取ってよ、と政府に言いたい」と話して、友だち二人に署名をすすめました。
各団体の代表が訴えました。新日本婦人の会の小松久子中央常任委員は、「家計簿モニターさんから『医療費が昨年の二倍になった』という声があがっています。とくに三十代の女性が、夫や子どもの医療を優先して、がまんできなくなってから病院にかかる。家計からどのように医療費を削ろうかと必死なんです。消費税を大企業減税のために使い、社会保障は悪くするというやり方は許せません。なんとしても消費税増税はやめさせましょう」と語りました。
日本共産党の池田幹幸参院議員は、「政府がまとめた来年度予算案は、増税と国民いじめが特徴です。予算の組み替えをもとめていきたい」とのべました。