2003年12月17日(水)「しんぶん赤旗」
十六日の参院外交防衛委員会で、民主党の若林秀樹議員は、在イラク日本大使館警護の問題で、「イラクには(大使館を警護する)能力がないわけだから、自国民を守るという専守防衛の観点からいえば、自衛隊が守ってもけっしておかしくはない」とのべ、自衛隊派兵を求めました。
小泉純一郎首相は「今、自衛隊を派遣して治安警備にあたれということが、どういう論議をよびおこすかを十分考えなければならない」と、慎重な姿勢を示しました。
また、首相は「『自衛隊をイラクに大使館警備のために出せ』と、野党の自衛隊派遣に反対している方がいうとは思っていなかった」とのべました。