日本共産党

2003年12月5日(金)「しんぶん赤旗」

福岡・大牟田

“常用雇用が厳しい”

職安、建交労から実態聞く

仁比参院比例候補ら雇用調査


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大牟田職安で雇用情勢などを聞く仁比参院比例候補(右から3人目)ら=4日、福岡県大牟田市

 福岡県内でも雇用情勢がとくに厳しい大牟田市で四日、日本共産党の仁比そうへい参院比例候補、つの豊臣参院福岡選挙区候補、福岡県議団、大牟田市議らが、失業問題の調査をおこないました。

 大牟田公共職業安定所には求職者が一日千人訪れ、求人を検索する端末四十八台は利用者で途切れることがありません。

 吉川隆義・同職安所長は「新しい求職者が毎月千五百人。有効求人倍率は0・39で、パートを除く常用雇用はもっと厳しい。職業訓練を受ける者が増えている」と語りました。

 建交労(全日本建設交運一般労働組合)福岡県大牟田支部との懇談では、「失業の問題は全く解決していない。公的就労事業は終了するが、形を変えてでも、もっと予算枠の拡大と雇用期間延長をと求めている」との切実な訴えを聞きました。

 伊沢清春委員長、平川道治書記長らは「三井閉山のときと変わらない厳しい雇用情勢が続く」とのべ、失業者が不安定・短期雇用で退職するたびに状態が悪化し、無収入になっていると指摘。

 同支部は公共職業安定所前で九月から毎週、求職に訪れた失業者にビラを配り続け、市や職安と交渉するなど失業闘争にとりくみ、二人が組合に加入しました。

 仁比候補は、「大企業中心の政治が強まっているなか、大企業はV字回復し、国民はしいたげられている。団結を強め、一人ひとり草の根の力で新しい政治を実現する取り組みを強めましょう」と激励しました。


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