日本共産党

2003年12月5日(金)「しんぶん赤旗」

第十回中央委員会総会について

二〇〇三年十二月四日 日本共産党中央委員会書記局


 一、日本共産党第十回中央委員会総会(十中総)は、十二月三、四の両日、党本部で開かれた。

 一、総会では、志位和夫委員長が、幹部会報告をおこなった。志位委員長は、冒頭、総選挙結果について党中央としてのおわびをのべるとともに、比例代表選挙での四百五十八万の得票が今後の前進の貴重な土台となる成果であることを強調した。そのうえで、総選挙のたたかいの総括と教訓について、(1)確信にすべき点、(2)中央のとりくみの二つの反省点、(3)候補者を先頭にした住民との日常的結びつきと選挙活動、(4)党建設にかかわる総括と教訓−の四つの角度から、基本点を明らかにした。志位委員長は、さらに当面する参議院議員選挙をたたかう方針と、来年一月の第二十三回党大会にむけたとりくみの基本点をのべた。

 一、市田忠義書記局長が、国民へのアピール「イラクへの自衛隊派兵――この歴史的暴挙をくいとめる行動に立ちあがろう」を提案し、総会は、これを拍手で採択した。

 一、総会では、幹部会報告をめぐって二日間で三十九人が討論した。

 一、二日目の午後、不破哲三議長が発言し、小選挙区と比例代表を組み合わせた制度のもとで総選挙を三回たたかった経験を踏まえ、党活動全体のなかでの国政選挙、総選挙のとりくみの位置づけ、比例代表選挙と小選挙区選挙のそれぞれへの党のとりくみのあり方、その連関などについて、新しい創意と工夫を発揮して前進をはかる必要があるという問題を提起した。

 一、討論の後、志位委員長が幹部会を代表して結語をのべた。そのなかで、志位委員長は、総括と教訓を全党のものにしながら、この総会で採択したイラク派兵反対のアピールなども活用し国民のなかにうってでてたたかいを起こすこと、比例代表選挙を中心にすえて参院選のたたかいにただちに取り組むこと、党大会に向けて強く大きな党をつくることをよびかけた。

 一、総会は、幹部会報告と結語を全員一致で採択した。また、不破議長の問題提起を総会として確認した。総会は、党大会の成功と参院選での勝利への奮闘を誓い合って閉会した。


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