2003年11月28日(金)「しんぶん赤旗」
●東京第12総支部
公明党の太田昭宏幹事長代行(衆院東京十二区)が昨年、三千万円以上も集めていたことが、二十六日付東京都公報で公表された政治資金収支報告書でわかりました。
これは、太田氏が支部長を務める公明党衆議院小選挙区東京第12総支部。三千三百十万円の収入があり、うち企業・団体献金がミサワホーム(四十八万円)、日本香堂(六十九万円)、アレフ(百五十万円)など六百八十一万円、公明党本部からの交付金(政党助成金)が千六百五十万円。企業献金と、憲法違反の政党助成金で七割以上を占めていることになります。
また、太田氏の資金管理団体「ビジョン21」は「躍進の集い」など二回のパーティーで計約千四百万円を集めていますが、だれが、どれだけパーティー券を購入したかは不明。このうち、四百万円が「第12総支部」に流れています。
●東京都本部
公明党東京都本部は昨年十二月、中国・毛沢東追従派の日本労働党東京都委員会(東京・文京区後楽)に「活動諸経費」として二十万円を支出をしていました。
公明党都本部の収支報告書によると、この支出の日付は昨年十二月二十四日。
日本労働党は、「鉄砲から政権が生まれる」という暴力路線を日本に押しつけようとした中国の毛沢東派に追随し、「毛沢東思想万歳」を唱えて一九七四年に旗揚げした対外追従集団。
公然と「武力闘争」路線を表明し、自主独立の立場を貫く日本共産党を一貫して敵視・攻撃してきました。