2003年11月28日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党、民主党、社民党の野党三党は二十七日、臨時国会の年内召集を政府に求めました。要求書は、三党の所属議員の連名で衆院では、日本共産党の穀田恵二国対委員長、参院では富樫練三参院国対委員長が民主、社民両党代表とともにそれぞれの議長に提出しました。
野党が臨時国会召集を求めたのは、自衛隊のイラク派兵、日本道路公団の総裁解任、BSE感染牛など喫緊の諸問題の審議が求められていたにもかかわらず、特別国会では小泉首相の所信表明演説と各党の代表質問が見送られたためです。
臨時国会の召集要求は、憲法五三条の「いずれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は召集を決定しなければならない」との規定にもとづくもの。
要求書は、衆参両院議長から内閣に送付されます。