2003年11月25日(火)「しんぶん赤旗」
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日本民主青年同盟は二十四日、東京・渋谷駅前で「青年に仕事を」署名をよびかけ、「若者を使い捨てにする社会に未来はありません。一人ひとりが声をあげ、社会を変えていこう」と宣伝しました。
署名に応じた男性会社員(26)は、「就職難は深刻ですよ。僕の友達でも就職できずにずっとフリーターやっている人がいます」。大学のクラスメート四十五人中、正社員として働いているのは、十人くらいだといいます。
「中途採用は“即戦力”重視で、職歴がないと全然採用されないらしい。新卒で採用されなければ、不安定のまま。『頼むから仕事の経験させてやってくれ』といいたい」
ある男性(71)は「賃下げやリストラに歯止めをかけないと、日本の経済は駄目になる」と怒りながら署名。「若者頑張れ。応援する」と励ましていきました。
宣伝カーの訴えを聞きながら、「本当にサービス残業はやめさせてほしい」と話す女性、自分から署名に来て「民青新聞」を買い求める人、子ども連れの女性などが足を止め、署名に応じていました。