2003年11月21日(金)「しんぶん赤旗」
一九九八年から五年半にわたって駐日南アフリカ大使を務めた、クリッシュ・マカドゥージ氏が任務を終えて十二月一日に帰国するにあたり、協力関係を作ってきた団体、政党の代表が参加しての歓送の夕食会が二十日夜、都内で開かれ、日本共産党から緒方靖夫国際局長・参議院議員と吉岡吉典参議院議員が出席しました。この夕べは、日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(AALA)の秋庭稔男理事長が呼びかけたもので、AALA、農民連、原水協、年金者組合の代表など十数名が参加。南アフリカ大使館からはマサツェ・ミネレ参事官が同席しました。
南アフリカは非同盟運動の中で前議長国だった国であり、国連のなかで核兵器廃絶決議案を提案している新アジェンダ連合(ブラジル、エジプト、アイルランドなど七カ国で構成)の一員で、核兵器廃絶で積極的役割を果たしてきた国です。
緒方氏は原水爆禁止世界大会で、南アフリカ政府代表として参加したマカドゥージ大使とともに活動してきたことや、核兵器を保有していた同国がこれを廃絶した経験を同大使が情熱を込めて語ったことなど、在日中の思い出を語りました。