日本共産党

2003年11月13日(木)「しんぶん赤旗」

イラク

南部で爆発 24人死亡

イタリア軍警察前 占領側への攻撃激化


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 【カイロ12日小泉大介】現地からの報道によると、イラク南部のナシリヤで十二日午前、イタリア軍警察の現地本部前で爆発が発生し、病院関係者によると、イタリアの軍兵士、警官十五人、民間人一人とイラク人八人の合計二十四人が死亡しました。付近の民家にも被害があり、負傷者も少なくとも十二人に達しています。

 爆発は午前十一時ごろ発生。自爆攻撃とみられ、目撃者の話ではトラックに積まれた爆弾が爆発したといい、警察本部の建物が破壊され、数台の車が炎上しました。

 イタリア軍はイラク南部を中心に約二千三百人が駐留しており、その多くがナシリヤを拠点としています。同地は自衛隊の派兵先として検討されているサマワの東約百キロ、日本政府の派兵計画の無謀さがあらためて浮き彫りになっています。

 イラクでは十一日夜に首都バグダッド北部で米軍車両にたいする爆弾攻撃が発生し兵士一人が死亡。また同日夜にはバグダッドの占領当局中枢地域、いわゆる「グリーンゾーン」に迫撃砲が数発撃ち込まれており、占領軍とこれに協力する各国軍にたいする攻撃は日ごとに激しさを増しています。


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