2003年11月8日(土)「しんぶん赤旗」
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福岡市の建設業者に「小選挙区は民主党、比例区は公明党」を指示する文書が手渡され、依頼を受けた建設業者が本紙に告発の声を寄せました。
この選挙区は福岡一区。民主党福岡県連代表の松本龍前衆院議員が立っています。
建設業者は、元請け業者から「松本龍をよろしく」といわれ、「松本龍さん(福岡一区)と公明党(比例区)を支援しています」と書かれた文書といっしょに「比例は公明党を支持します」との支持カードを手渡されました。
この支持者カードは「すぎのこ会 代表 杉浦博夫」名でつくられています。すぎのこ会は、中央大学出身の福岡財界人の集まりで、同じ中央大学出身の松本龍氏の個人後援会というべき会です。杉浦氏は、今回の選挙でも松本候補の選対本部長をつとめています。
松本事務所は本紙の取材に対し「比例で公明党」の動きについて、事務所としての関知はしていないとしつつも、「ゼロではない。いろいろ支援していただいている人がいますから」とのべています。