日本共産党

2003年11月1日(土)「しんぶん赤旗」

大企業職場から政治変えられる

サービス残業代払わせた

日本共産党への期待受け

三菱電機・兵庫伊丹


 「大企業職場の日本共産党こそが財界いいなりの政治を変える先頭に立とう」。兵庫県伊丹市、尼崎市の三菱電機で活動する日本共産党三菱電機伊丹委員会は、財界が仕かけた「政権対決」宣伝を見破り、日本共産党の政策を労働者にもれなく知らせようと、「しんぶん赤旗」号外配布に全力をあげています。「ノー残業デー」の火・金曜日や、朝の宣伝を午前七時半からフレックスタイムの労働者が出勤してくる十時まで延長して実施。ビラを受け取る労働者が増え、宣伝を力に対話をすすめています。(内野健太郎記者)

 職場の際限のないリストラで長時間・過密労働が横行しています。党委員会メンバーの多くも、仕事のなかで一日が終われば体がクタクタです。

仕事に追われ

 Aさんは「会社にいれば“会社モード”になって夜十時、十一時まで仕事に追われ、一日が終わってしまう。対話の時間をつくるには、まず自分が財界・大企業の横暴に怒り、一日何もしない日はつくらない」として、退勤時やたばこ休憩の数分間も活用して、労働者に話しかけています。

 「自民党も民主党も消費税増税や憲法改悪をいうとるやろ。二大政党でこうした狙いを実現していく、そこに財界の戦略があるんや」と対話をすすめています。

 「資本主義の国でも日本ほど異常な国はありません」「このままでは、二十一世紀の日本はだめになるで」と日本共産党の「日本改革」提案を話すと、「うんうん」「そうやな」とうなずく労働者。これまでに百人以上に支持を広げています。

話せば共感が

 Aさんは「大企業の労働者は毎日、毎日、財界の攻撃にされされているから、『しんぶん赤旗』号外の内容にそって『ルールある経済社会に』と話せば共感してくれる。自民党と民主党の二大政党制が財界の戦略というのもすぐわかってもらえます」と話します。

 党委員会のメンバーが対話を開始した当初は、「交代、交代ってなんども政権交代やっていったら、だんだん政治もようなるんちゃう(よくなると違う)」「共産党ではすぐに政権交代というわけにいかへんやろ」と、マスコミが流す「政権選択論」への幻想が強いのに驚きました。

初めて門前に

 党委員会は「職場のいまの実態のなかでもAさんのような活動はみんなができる。これを広げよう」と話し合いました。初めて門前にたち、職場で対話をすすめているBさんは、財界戦略を解明した「赤旗」が「力になった」といいます。

 職場では、サービス残業(ただ働き)代七千万円を会社に支払わせるなど、日本共産党への強い信頼があります。「労働者は共産党に期待してると思う。職場でもっと訴えていきたい」。Bさんは語ります。


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