2003年11月1日(土)「しんぶん赤旗」
総務省が三十一日発表した労働力調査によると、九月の完全失業率(季節調整値)は5・1%と、依然として高水準でした。なかでも、十五─二十四歳の若年層が9・4%(男性10・7%、女性8・0%)と高い失業率を続けています。同層の完全失業者数は六十三万人(男性三十七万人、女性二十六万人)です。
このうち、男性をみると10%を超えた月が九カ月連続です。
また、二十五─三十四歳の失業率も6・5%(男性6・2%、女性7・0%)と高水準です。同層の完全失業者数は百万人(男性五十七万人、女性四十三万人)でした。
十五─三十四歳の完全失業者の合計は百六十三万人で、全体の47%を占めます。
大企業のリストラとこれを支援する小泉「構造改革」の痛みが若い人に鋭くあらわれています。日本共産党は、政府と大企業の責任で未来をになう若者の雇用を拡大するよう求めています。