2003年10月30日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党奈良県委員会は二十九日、同党の佐藤まさみち衆院比例近畿ブロック候補(奈良一区と重複)の弁護士活動について、公明新聞が虚偽事項を記載したとして、記事の撤回を求める抗議文を公明党機関紙委員会に送付しました。
抗議文は同新聞の十月二十日付の「編集メモ」欄で「衆院候補に共産党 人権抑圧告発された弁護士を公認」との見出しで掲載された記事に対して送付したもの。同記事は、数年前に医療法人平和会吉田病院(奈良市)とトラブルのあった一職員の出した本から抜き書きされたもので、一方の当事者の病院側の主張をまったく調べず、医療法人の行為を代理人の佐藤弁護士の責めに帰そうとする弁護士業務の性格をわきまえない見当違いの攻撃と抗議文は指摘。「総選挙を目前にして、このような虚偽事項を公にすることは公職選挙法二三五条二項に違反する疑いがきわめて強い」として、日本共産党と佐藤氏への謝罪を求めています。