2003年10月26日(日)「しんぶん赤旗」
|
東京・中野区の消費税廃止各界連絡会は二十五日、「消費税の大増税に反対」と区内の商店会長を訪ねて対話しました。
中野民商、東京土建中野支部、中野区労連、年金者組合などでつくる連絡会は区内にある九十の商店会に「消費税の大増税に反対する請願」用紙を送付。これまでに十五の商店会の会長名で署名が寄せられ、「消費税増税はくいとめてほしい」の声があがっています。
連絡会の事務局、祷(いのり)茂彰さん(中野民商副会長)の訪問を受け、みつわ通り商店会の高橋孝邦会長(61)は、「署名していないけれど、景気をなんとか回復させてほしい。私は消費税の増税に反対です」と話します。
高橋さんは、桐(きり)たんすの更生や家具の修理をしています。二ケタ増税を財界がいいだし、自民党も民主党も増税をすすめようとしている、という祷さんの説明に相づちを打ち、「マニフェスト(政権公約)がどこまで信用できるか見定めたい」といいます。
増税反対の署名を寄せた別の商店会会長(71)は、「焼き鳥屋もラーメン屋も閉まった。にぎわっていた商店街だったんだけど」と話します。「消費税をお客さんからもらえない業者が多い」といい、消費税の課税業者を拡大する政府の方針に不安感を示します。「消費税の大増税に反対する日本共産党に共鳴する」と話しました。