2003年10月22日(水)「しんぶん赤旗」
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雇用の問題が青年たちの高い関心をよび、総選挙の争点のひとつになっています。日本民主青年同盟と「日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク」は各地で「若者に仕事を」と訴えて、アンケートやシール投票を集めながら対話にとりくんでいます。
宮城県では、日本共産党の小選挙区候補者といっしょに宣伝しました。そばで見ていた十人くらいの青年たちが飛び入りで次つぎとマイクを握って、「自分はフリーターだけど、給料が安くてつらい」「サービス残業がものすごくあってたいへん」と語り、「ぼくらの思いを実現してくれるのは日本共産党」とよびかけてくれました。
大阪府での宣伝では、二十歳の女性が「テレビでいつも民主党のことが流されているので、民主党に投票しようと思っているんです」。民青同盟員が、大企業と政府の責任で雇用をふやそうとしているのは日本共産党だけだということ、自民党や民主党は大企業の責任にはメスを入れず、雇用をふやす手だてをとっていないことを話すと、女性は「それなら日本共産党に入れようかな」と支持を表明しました。
「民主党は『政権戦略』からものを考えている。日本共産党は青年と国民の要求がスタートになっている」と民青同盟に加盟したのは、京都府で民主党の選挙ボランティアをしている男子学生。民青同盟の街頭宣伝で「日本をかえるネットワーク」に登録し、日本共産党の青年候補者とのトーク集会に参加しました。「実家は農家で減反を押しつけられ、収入が激減した。何とかしたくて民主党を応援していたけど、有事法制に賛成したりしていて『何かおかしいぞ』と思っていたんです。集会に参加して、自民党政治を正面から批判しているのは日本共産党ということがわかった」
千葉県の宣伝では、雇用問題で対話していくと、「うちの会社もサービス残業(ただ働き)がひどいんです」「武富士が残業代を払ったんですね」との声が出され、民青同盟員が「青年の雇用をふやそうと言っているのが日本共産党なんです」とビラを渡すと「志位さんのところですね。がんばって」「政治家はみんな同じだと思っていたけど、そういう政党もあるんだ」と共感が寄せられました。