2003年10月17日(金)「しんぶん赤旗」
「青年の力で雇用を増やそう」と青年たちが「若者に仕事を」全国青年大集会(十九日、東京)を開きます。日本共産党の志位和夫委員長が参加して、激励のあいさつをする予定です。
集会実行委員会の宣伝や対話で集会を知った青年たちから「参加したい」と期待が寄せられています。たとえばこんな声が−。
「ずっと一人で家にいて、ハローワークに通うだけ。求人が少ない」(フリーターの青年)、「友だちがサービス残業で苦しんでいる」(大学三年生)、「就職活動をしても仕事が本当に決まらない。学校で就職が決まった人は半分ぐらいです」(専門学校生の二人組)、「就職先は決まったけれど、不況やリストラで働きつづけられるのかとても不安」(大学四年生)――。
集会には全国各地から参加を予定しています。愛知、宮城、山梨、長野の青年たちはバスを仕立てて参加を計画しています。首都圏では、東京で千人、神奈川で二百五十人、千葉で百五十人など目標を掲げて集会への参加を呼びかけています。
集会は労働組合や青年団体、業者団体など八団体でつくる実行委員会が主催。バンド演奏や和太鼓、労働相談のプレ企画に始まり、未払い残業代の支払いや職場のいじめ解決など、たたかいを交流します。集会後は渋谷の街をパレードします。
実行委員会に参加する民青同盟の姫井二郎委員長は「雇用や仕事をめぐる問題は青年の一番の関心事であり、もっとも切実な問題です。いまの日本社会にとっても重大問題です。青年自身が声をあげ、大企業と政府の責任で青年の雇用をふやすことを求める集会にしたい」とのべています。
高い失業率や就職難、長時間労働など青年の雇用問題は総選挙の争点のひとつになっています。
これまでに日本青年団協議会、全労連青年部など団体、個人が賛同を寄せています。
「若者に仕事を」全国青年大集会 とき 19日(日) 午後2時 プレ企画(労働相談、バンド演奏など) 午後3時 集会開催。集会後、パレード 場所 東京・渋谷区の宮下公園 (渋谷駅下車徒歩5分=地図参照) 問い合わせ 民青同盟 電話03(3468)5301 |
《メーンスローガン》
政府・大企業は、若者の雇用をふやし、労働条件を改善してください
《サブスローガン》
▽長時間労働・サービス残業をなくし若者の雇用をふやしてください
▽医療・福祉・教育など、国民の暮らしに必要な雇用をふやしてください
▽フリーターの労働条件を改善し、希望者は正社員で採用してください
▽学生、高校生の就職難の解決、就職活動のルールの確立、職業訓練の充実を