2003年10月17日(金)「しんぶん赤旗」
消費税をなくす全国の会は十五日、東京都内で常任世話人会を開きました。九月の総会で採択された「国民のみなさんへのよびかけ」が各地の草の根ニュースとともに会員に届けられ、総選挙で「消費税増税ノー」の政党・議員を選ぼう、と宣伝・対話、学習活動がひろがっていることが紹介されました。
総選挙予定候補者に、消費税にたいする考え方・政策を問うアンケート活動が宮崎、富山など各地ではじまっています。「総選挙は自民か民主かの政権選択が焦点」との大宣伝のなか、両党とも財界が期待する増税勢力であることを、大いに広げる会員との対話が重要になっていると討論。多くの国民は、生活の困難を打開してほしいと切実に願っており、「消費税増税の政権はとんでもない」の声が返ってきますが、一方で「増税は困るが年金が確保されるなら仕方がない」という人もいます。老後不安を逆手にとって、「年金財源のために消費税の負担増はやむを得ない」とするごまかしの宣伝を見破る学習、手づくりニュースでの対話が重要になっていると討論しました。
アメリカいいなりのイラク支援で自衛隊が海外派兵され、膨大な国民の税金が使われることに反対していくことは、軍事財源づくりを許さない、なくす会らしい活動であると話し合いました。