日本共産党

2003年10月12日(日)「しんぶん赤旗」

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消費税大増税食いとめたい

自民も民主も「上げる」のよ

対話広げる 千葉の川俣さん


 「消費税率が二ケタになったら老後設計がいよいよ狂う。趣味の山歩きどころでなくなるわ」−。千葉県船橋市の川俣節江さん(63)=年金生活=は「日本共産党の議席を守り、伸ばし、増税を食いとめたい」と、消費税増税問題を中心に対話を始めています。


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「赤旗」日曜版の消費税特集を広げて対話する川俣節江さん(左)=千葉・船橋市

 衆院解散翌日の十一日もさっそくつながりのある人を訪問、共産党への支持を訴えました。

日曜版使って

 「消費税は福祉のためなんていってるけど違うんです。実は大企業の減税の穴埋めに使われているんですよ」。川俣さんは「赤旗」日曜版十月五日号の消費税特集を広げます。

 国民から吸い上げた消費税は、導入からこの十五年で百三十六兆円。一方、同じ期間の法人三税は、相次ぐ法人税減税と不況の税収減で百三十一兆円も減ったことを表すグラフで説明します。

 市営住宅に住む六十代で年金暮らしの女性は、目を凝らしてグラフを見つめ「そうなの…」。

 川俣さんは続けます。「小泉さんは三年間は税率を上げないって言ってますけどそのあとは『上げざるを得ない』と。民主党も『年金財源』で上げる方針。増税反対は共産党だけです」

 女性は「四月から年金がごっそり減った。介護保険料は上がるし。消費税まで上がればどうやって生きていけばいいのかと思うわ」と怒ります。

 川俣さん自身は夫と二人で年金が月二十万円台。国保や介護保険料、医療費の値上げもあり毎年百万円近くの貯金を取り崩す不安な暮らしです。

 最初は公明党など他の党から頼まれており「家族で支持を分ける」といっていた女性。川俣さんが「共産党の議席が減ったら大変。ご主人にもぜひ」と訴えると「わかりました。主人にもいいます」としっかりこたえてくれました。

行動の途中で

 行動の途中、出会った顔見知りの高齢女性にも声をかけました。

 消費税増税の計画を話すと、生活保護を受けていると明かした女性は、「消費税は食べるものにもかかる。食べないわけにいかないじゃない…」と顔を曇らせます。

 川俣さんは「税金は所得の多い人から多くとるのが原則なのに、消費税は低所得ほど重い負担になる」と話しました。

 「赤旗」号外を渡すと、志位委員長の顔写真を指さして「この人ね」という女性。川俣さんは「比例選挙で『日本共産党』と書くと、志位さんの議席になるんですよ」と制度を説明。「へぇ、知らなかったわ。共産党と書けばいいのね」とわかってくれました。

連休は電話も

 一方、「赤旗」読者の男性からは「『自・民の対決』に埋もれている。もっとがんばらないと厳しいよ」と叱咤(しった)が。いっせい地方選挙では支持してくれたのに「国政では共産党は小さい。政治を変えたいので民主党に期待する」と支持を断った男性もいました。支持者だと思っていたのに、訪問してみると聖教新聞を購読し創価学会員になっていた人も。

 川俣さんは「明日からの連休では組もつくり、電話も使って遅れた対話を進めたい。がんばりのうねりをつくり出さないと」と奮起しています。


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