2003年10月10日(金)「しんぶん赤旗」
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「社会の道義的危機の克服にむけた国民的対話と運動を」との日本共産党のよびかけにもとづいて、新日本婦人の会、子どもと舞台芸術推進会議との懇談が九日、東京都内で相次いでおこなわれました。
新日本婦人の会中央本部(千代田区)で開かれた懇談会では、「子育て世代が本音で語り合える場をつくっていきたい」などの発言や学齢期の子どもをもつ母親と対話を広げている努力、「パパ早く帰って」アンケートなど子どもが健全に育つ社会をめざす多彩な活動が語られました。
これには日本共産党から石井郁子副委員長・衆院議員と畑野君枝、林紀子両参院議員らが参加。石井氏は「みなさんの草の根の運動と共同して対話の活動を広げていきたい」とのべました。
新日本婦人の会から高田公子、高橋和枝各副会長、玉田恵事務局長ら五人が出席しました。
児童演劇、人形劇、音楽、子ども劇場など子どもの舞台芸術関係の六団体でつくる同推進会議との懇談は参院議員会館で開かれました。六団体の代表十六人と、日本共産党の畑野、林両参院議員、行方克也学術・文化委員会責任者、土井洋彦同事務局長が参加。
日本児童演劇協会の石坂慎二事務局長が「道義的危機は文化的危機だ。子どもは生の舞台芸術の鑑賞を通して、他人を思いやる心が育っていく」と発言。各代表は音楽の果たす役割と地域での地道な文化活動の重要性を語りました。
また、こうした活動に行政の支援が求められているのに、東京都などが助成をカットする実態が出され、畑野議員が「要望にこたえ具体的なとりくみを国に求めたい」と発言。行方氏は「貴重な意見をとりくみに生かしたい」とのべました。