日本共産党

2003年9月24日(水)「しんぶん赤旗」

小泉内閣の消費税増税路線

総力あげて反対

総選挙の大争点に

「なくす全国の会」が総会


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全国各地の活動を交流しあう総会参加者=23日、東京都内

 消費税をなくす全国の会は二十三日、東京都内で第十四回総会を開きました。財界などから税率二ケタ論が相次ぎ、小泉首相が増税のレールを敷く姿勢を改めて表明するなか、消費税増税をやめよ、消費税は廃止せよの声を高めることは緊急の課題である、と確認。「いまこそ会の真価を発揮するとき」(杵渕智子事務局長)として、百三十一万人を超える会員が総力をあげて宣伝・対話にとりくむことを申し合わせました。

 活動方針の提案に立った杵渕事務局長は、「し烈な増税攻撃に立ち向かう草の根のとりくみをつくっていくことが私たちの課題です」と強調しました。

 年金財源を口実に増税がねらわれていることについて同事務局長は、消費税導入から十五年間の税収累計が百三十六兆円、同時期の法人三税の減税額が百三十一兆円にのぼることを紹介、「大企業の税負担をいっそう軽くし、国民の負担を重くするためであることは明らかです」とのべました。「総選挙は増税を大争点にしていく絶好のチャンス。選挙を通じて増税反対の世論をひろげていきましょう」とよびかけました。

 全国から約百三十人が参加した総会は、「三人寄れば草の根の会」「“二人で対話”も学習会」をモットーに、▽なんでも話せるミニ学習会をたくさん開く▽手づくりニュースを発行して会員に届ける▽会員を増やす▽あらゆる団体との共同をすすめる▽選挙で「消費税増税ノー」の議員をたくさん議会におくる−−などの方針を確認しました。

 広島県「呉の会」の西田伸吾さん(26)は、「ダメトラといわれた阪神が強いトラになったように、会員を十倍・二十倍にして増税をとめたい」と発言。「静岡県民の会」の坂田博嗣事務局長は「出会う人ごとに『いよいよ出番だね』といわれる。仕事の大きさを自覚して、とりくみの先頭に立つ」と決意を語りました。

 総会は「国民のみなさんへのよびかけ」を採択。日本共産党の池田幹幸参院議員が常任世話人として発言しました。


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