2003年9月19日(金)「しんぶん赤旗」
米国が未臨界核実験をおこなうことに抗議して十八日、原水爆禁止日本協議会や日本平和委員会はアメリカ大使館前で抗議行動をおこないました。横断幕や被爆パネルをかかげながら、「アメリカは核実験をやめよ」と唱和。各団体の抗議・要請書を手渡しました。
日本原水協の高草木博事務局長は、米国が「大量破壊兵器」への対抗を口実にイラクなどへ無法な先制攻撃をおこないながら、自らは使える核兵器のために核実験を強行していると批判。ブッシュ米大統領にあて、いっさいの核実験計画を中止し、速やかな核兵器廃絶の約束を実行するよう求める同協議会の抗議声明を読み上げました。
日本平和委員会の佐藤光雄代表理事は同委員会のブッシュ米大統領への声明を読み、抗議しました。世界の核兵器廃絶の声にも自らの廃絶の誓約にも背き、「使える核兵器」の開発を推進していることに抗議し、核兵器廃絶の誓約を実行するよう強く求めました。
原水爆禁止東京協議会の安藤健志代表理事らがマイクを握り、大使館に向かい訴えました。