2003年9月19日(金)「しんぶん赤旗」
日本民主青年同盟は十八日、東京・渋谷駅ハチ公前で、「若者に仕事を」と書かれた緑色のノボリを立て青年の雇用問題の解決と十八歳選挙権の実現を求め署名への協力をよびかけました。
仕事の休みを利用して渋谷に訪れた松本泰明さん(19)=東京都足立区=は、青年雇用署名に応じたあと、アンケートに「残業代が残業した分払われていない」と書き込みました。松本さんは「午前八時から午後五時までが規定の時間ですが、午後八時まで働いています。店長からは『午後五時で退勤のタイムカードを押して、それから残業するように』と言われていますが抵抗しています。でも、午後八時を超えると仕事が残っていても押さざるを得ません。サービス残業をさせないよう政府から企業に言ってほしい」と語りました。
営業職で外回り中というスーツ姿の若い女性は「残業が多く、きのうも真夜中まで仕事をしていました。サービス残業ですが…。職場に人を増やしてほしい」と語り、署名しました。
「朝九時からの仕事で、夜十時、十一時まで残業」という男性や、「二十歳すぎの息子が仕事を辞めたが、次の仕事がなくて困っています」と同盟員に駆け寄る女性もいました。