日本共産党

2003年9月15日(月)「しんぶん赤旗」

母性保護の拡充を

全労連女性部大会開く


 全労連(全国労働組合総連合)女性部は十三、十四の両日、東京都内で第十四回大会を開きました。男女平等に人間らしく働くルールの確立や女性が自立して暮らせる年金・税制の実現、平和を願う女性の共同をひろげることなどを重点とする運動方針を決めました。

 小原美佐子事務局長は、パート・臨時・派遣労働者が女性労働者の過半数を超える一方、長時間労働で母性破壊がすすみ、妊娠・出産を理由とした解雇を避けるために妊娠中絶をする女性が増えるなど仕事と家庭の両立ができなくなっていると指摘。労働時間短縮や母性保護拡充のとりくみを強調しました。パート・臨時労働者の労働条件改善を求める運動を呼びかけました。

 討論では、女性が多くをしめる国立病院の賃金職員の雇用継続を求めるとりくみ(日本医労連)や地方自治体で男女共同参画条例を実現するため共同をひろげている(大阪労連)ことが報告されました。

 正規労働者が非正規に置き換えられるなか、「非正規といっしょに女性の集いを開催」(全印総連)、「ヘルパーや調理員など三百人近くが集まり、交流をおこなった」(広島自治労連)などの発言がありました。

 女性部長に中島晴代さん、事務局長に小原美佐子さんを再任。日本共産党の畑野君枝参院議員、日本婦人団体連合会の堀江ゆり事務局長らがあいさつしました。


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