2003年9月6日(土)「しんぶん赤旗」
静岡県熱海市で三、四の両日に開かれた「リストラ反対、雇用と地域経済を守る全国交流集会」は、参加者から「確信がわいた」「全国のたたかいに学んだ」と多くの声が寄せられました。参加者の感想を紹介します。
○…工場閉鎖のたたかいでビラの全戸配布、千人規模の抗議集会を開いた長野・上田市。埼玉県のボッシュの問題では弁護士の力をかりて学習。条件は違うけれど、やはり地域との共同が何よりも力になったのを感じました。今後もがんばろうと勇気をもらいました。(コクヨ労働者・女性)
○…地域と職場の共同がいかに大切か身にしみました。帰って教訓にしたいと思います。地元の産業を大切にし、握ってはなさない発言はすばらしかった。(NTT関連の労働者・男性)
○…現場のたたかいの豊かさに勇気と展望を与えられました。京都では「地域金融活性化条例」の制定を求める運動を通じて地域の中小零細企業の振興に資し、雇用確保の道もつけていきたい。そのためにも地域からの運動をひろげることが重要と痛感させられた。(佐藤和夫・京都市議)
○…交流集会のみなさんの発言のなかで若年層の雇用問題にふれられていたのは、大変心強く感じましたし、それだけ切実なものであると思いました。横のつながりを大事にし、青年のなかで雇用の問題を大きくひろげていきたい。(民青同盟鳥取県委員会・女性)
○…小泉「構造改革」の進展のなかで、労働者・国民の要求基盤の一致点がひろがっていることと、運動の発展が確実に広がってきていることを実感しました。(ダイハツ職場革新懇・男性)
○…全国のリストラの現状やこれとの生々しいたたかいの状況が交流されたすばらしい集会でした。労働者の団結、地域の支援、労働基準監督署の活用、地方自治体の役割発揮などわれわれの努力と創意次第でたたかいを大きく前進させることができることを確信させるものでした。(宮城県・男性)
○…全国各地で「ルールなき資本主義」にたいし、果敢にたたかっていることが交流でき、大変勉強になり、勇気と励ましをもらいました。私たちも地元に帰り、地道に共同と連帯の活動を続けたいと思います。(和歌山・海南民主商工会・男性)
○…青年、婦人、商工業者、労働者と各ジャンル、階層での奮闘に感激しました。要求に基づく共同を広げ、行政を活用すれば、現状のなかでも小泉「構造改革」と対決できる。(愛媛・新居浜労連・男性)