2003年9月6日(土)「しんぶん赤旗」
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大阪城天守閣名誉館長の渡辺武氏（６５）は五日記者会見し、十二月十八日任期満了の大阪市長選挙に立候補すると表明しました。
渡辺氏は、いろいろな分野の友人・知人、これまで大阪市政の刷新のためにがんばってきた団体などからもすすめられたり、頼まれたりしたとのべ、「（第三セクターの破たんなど）行き詰まり混迷を深めている大阪市政の立て直し、再建に本気で情熱を傾ければ打開の道は開かれるに違いない。大阪の立て直しにいっしょにやっていこうという人たちとは、いっしょにやっていきたい」と決意を語りました。
日本共産党も加わる「大阪市をよくする会」は同日夜、代表者会議を開き、渡辺氏の立候補表明を支持。今後よく協議し、政策の一致点でともに運動を進めることを決めました。
日本共産党大阪府委員会の山口勝利委員長は五日、渡辺武氏の出馬表明について次の談話を発表しました。 |
わが党も参加する「大阪市をよくする会」が、意中の一人として、渡辺氏に出馬をお願いしていたが、大阪城に縁の深い人びと、保守の人びとにも押されて出馬を決意されたことをうれしく思います。
記者会見で表明された、経過や渡辺氏の政治信条、抱負などを拝見して、私たちとともにたたかえると確信しました。「よくする会」として政策的なすりあわせもされ、正式に決定されることになると思います。
「市民勝手連」の方がたとも「市政刷新」の一点で団結し、現状を憂える広範な市民のみなさんの期待に応えていきたい。
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