2003年8月24日(日)「しんぶん赤旗」
|
日本共産党中央委員会と大阪府委員会、日本民主青年同盟大阪府委員会は二十三日、若者たちでにぎわう大阪市・JR天王寺駅前で、「政治の責任で若者の就職難解決を」と宣伝や署名、アンケートにとりくむとともに、大阪労連・弁護士の協力を得て労働相談もおこないました。七十四人の署名が集まり、長時間の対話になる人も。関心の高さを示しました。
石井いく子党副委員長・衆院議員、宮本たけし参院議員、山下よしき衆院近畿ブロック比例候補、長谷川良雄衆院大阪四区候補、三和智之民青同盟府委員長らが訴え。
石井副委員長は、若者をめぐる雇用情勢とともに、若者の雇用問題に真剣にとりくんでいない小泉内閣の姿勢を示して「自民・公明の政府に若者の未来をたくすわけにはいかない」と批判。「未来は青年のものです。若い人に仕事と自立を保障できる日本社会をいっしょにつくっていきましょう」と訴えました。
「あなたの困っていることは?」と問うシールアンケートで最も多かったのは「就職難・つきたい仕事につけない」で十人。次いで「給料・ボーナスが低い」「休みが少ない、有給休暇がとれない」がそれぞれ七人、「職場の人間関係がよくない、セクハラなど」六人などでした。
就職活動中という短大生は、「医療関係につきたいけれど募集でくるのは派遣ばかり。正社員で働きたい」と、署名に応じました。
公務職場で非常勤で働いているという男性(21)は、「福祉関係の仕事につきたいが、学歴や性別で差別がある。国はもっと正規での雇用を増やしてほしい」と声を寄せ、署名用紙を持って帰りました。
看護師の女性(21)は、「有給休暇がとれない、社会保障もない。職場の上司の都合で仕事に来なくていいと一週間無給の休暇になった。本当に不安定」と話していました。