2003年8月24日(日)「しんぶん赤旗」
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日本共産党は青年の雇用問題解決に向けて二十三日、市田忠義書記局長が東京で、石井郁子副委員長が大阪で街頭宣伝し、日本民主青年同盟といっしょに「青年に仕事を」の署名を訴えました。この日から三十一日までを全国集中行動にしている民青同盟は各地で学習会や宣伝・署名行動をくりひろげます。
東京・渋谷ハチ公前では、約百人の青年らが、「若者に仕事を」のノボリやポスターをつけた署名板をもって訴えました。
市田書記局長は、渋谷のヤングハローワークを視察し、真剣に仕事を探している青年の姿に胸をつかれたとのべ、「この署名を大きく広げ、政治を動かすことで青年の就職難を解決する第一歩をいっしょに踏み出そうではありませんか」と訴え、署名板を持ってよびかけました。
民青同盟の姫井二郎委員長は、「全国で青年が声をあげれば、青年の雇用を増やすことも、労働条件をよくすることもできます。そのために、力を貸してください」とよびかけました。
歩きながら訴えに目を向け、拍手する青年も目立ちました。あちこちで署名に応じる青年と対話がはずみ、約二時間の行動で二百十六人から署名が寄せられました。友人二人と渋谷に遊びにきた高野守人さん(26)は署名に応じ、「将来は土木会社を起こしたいと思って、いまは土木やトビの仕事をして、資格もとるためにがんばっている。人生は自分のもの。こういう取り組みは大事だと思う」と話していました。
今村順一郎衆院比例候補、田村智子衆院東京十三区候補、池田真理子同二十区候補も訴えました。山口富男衆院議員は、東京・蒲田駅前で訴えました。
「青年に仕事を」署名は民青同盟がよびかけているもので、(1)青年の雇用拡大へ政府が責任を果たす(2)新卒の未就職者に対する職業紹介、職業訓練などの具体的援助(3)不安定雇用の青年を正社員に採用するしくみづくり(4)学生の就職活動のルールづくり−−をもとめています。