日本共産党

2003年8月21日(木)「しんぶん赤旗」

国立病院賃金職員雇い止め阻止

全労連が闘争本部


 来年四月の国立病院独立法人化を機に雇い止めが狙われている「賃金職員(定員外職員)」の問題で二十日、全労連は「国立病院の雇い止め阻止 全労連闘争本部」の結成総会を開きました。全医労、国公労連などから約百人が参加し、「国民の命と健康を守り、一人のクビ切りも許さないたたかいを」との決意を固め合いました。

 熊谷金道議長は「地域の世論をもりあげ、必ず勝利をかちとろう」とあいさつしました。

 全医労の保木井秀雄委員長は、賃金職員がすでに四月の辞令で「今年度限り」と言われていることを告発。「一人たりともクビ切りを許さず、安心して正月を迎えられるように、年内決着をめざす」と表明しました。

 生協労連副委員長でパート部会事務局長の八谷真智子さんは、「賃金職員がいなければ国立病院が成り立たないにもかかわらず、十年、二十年と不安定な雇用に置かれていることに、驚きを隠せない」と発言し、「正規労働者もパートも一緒になって大きなたたかいを」と呼びかけました。

 十七年前から賃金職員として働く女性は、祝日の多い月は収入が三万円近く減ることもあり、カレンダーをにらみながら働いている賃金職員の実態を報告。「無責任な姿勢で仕事をしたことは一度もない。雇用を守るたたかいに全力をあげたい」と語りました。

 総会では、本部長に熊谷金道全労連議長、事務局長に岩田幸雄同事務局次長を選出しました。

 日本共産党の小池晃参院議員が連帯あいさつ。宮本岳志参院議員が祝電、社民党の阿部知子衆院議員がメッセージを寄せました。


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