2003年8月15日(金)「しんぶん赤旗」
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【北京14日田端誠史】中国訪問中の日本共産党代表団(団長=緒方靖夫国際局長・参院議員)は十四日午前、北京の中国外務省で戴秉国(たいへいこく)外務次官と会談し、日中関係、北東アジアの情勢などについて意見を交換しました。
五年前の日中両国共産党の関係正常化の当時、中国共産党中央対外連絡部の部長を務めていた戴次官は、この間の両党関係の発展をよろこび、緒方氏らに不破議長にたいするあいさつを伝えました。
同次官は、日中両国関係の現状や北東アジアの平和と安定のためにすすめている中国側の努力について説明しました。
緒方氏は、双方の間でこうした率直な意見交換ができることを歓迎。昨年八月の不破議長の訪中時の戴次官との会談を振り返りながら、イラク問題も含め、その後の世界とアジアの平和をめぐる問題について、日本共産党の立場を紹介しました。
会談には、日本共産党から森原公敏書記局員・国際局次長らが、中国側から孔鉉佑外務省アジア局副局長、李軍・中連部第二局副局長らが同席しました。