2003年8月14日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党創立81周年記念講演会(七月十八日、東京・日比谷公会堂)で、不破哲三議長がおこなった記念講演が、ダイジェスト版ビデオ(38分)になりました。
ビデオは、不破議長の講演から、党綱領改定案についてのべた部分を、資料映像(25カ所)や新聞記事、グラフ、図表など(30カ所)もつかってわかりやすく編集されています。
はじめは、「いま日本が必要としているのは民主主義革命」。「独立・主権の国をつくる」「経済の弱点・欠陥をだたす」という二つの改革を説く不破議長の話が、いまの綱領を決めた第八回党大会、沖縄の嘉手納や普天間、東京・横田、神奈川・横須賀などの米軍基地などの映像、消費税と法人税のグラフなどをまじえ、具体的なイメージでわかるように編集しています。
「綱領のどこを改定したか――民主主義革命をより現実的で合理的なものに」では、民主連合政府、天皇制、自衛隊の問題がコンパクトにまとめられ、資料映像も、戦前の昭和天皇や自衛隊の演習がつかわれています。
次は、「21世紀はどんな時代となるか――資本主義の矛盾をのりこえる」では、資本主義の「総本山」で、いまマルクスに注目が集まっているとして講演で紹介されたBBCのホームページ、「ワシントン・ポスト」や「フィナンシャル・タイムズ」、『USニューズ・アンド・ワールドリポート』などの英字新聞や雑誌の実物なども示し、21世紀の新しい世界の流れを実感をもってつかめます。
最後の「日本での社会主義・共産主義の展望とは」では、(1)経済のすすんだ国の社会主義への挑戦は、世界で先例がないこと(2)切り替えのカナメは「生産手段の社会化」にあること(3)そこへの道筋では、「国民の合意」「生産者が主役」「市場経済を通じて」が重視されること―など、不破議長の講演の要点が、わかりやすくまとめられています。
ビデオは、頒価五百円(送料込み)です。お求めは、日本共産党の県・地区事務所もしくは中央委員会宣伝局までお願いします。