2003年8月14日(木)「しんぶん赤旗」
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【北京13日田端誠史】中国共産党中央対外連絡部(中連部)の招待を受けて中国訪問中の日本共産党代表団の緒方靖夫国際局長・参院議員(団長)と森原公敏書記局員・国際局次長は十三日午後、北京の人民大会堂で、賀国強中国共産党中央政治局委員・中央書記処書記・中央組織部長と会談し、両党関係、国際情勢などについて意見交換を行いました。
賀政治局委員は、今年が両党関係正常化五周年にあたると指摘しつつ、この間の両党関係の発展を高く評価。同氏は、代表団の訪問を歓迎。胡錦濤・同党総書記からの不破哲三議長にたいするあいさつを伝えました。
賀氏は、新指導部を選出した中国共産党第十六回全国代表大会以降、新指導部が先頭に立って新型肺炎(SARS)を克服したこと、この困難ななかでも経済建設をすすめてきたことなどについて紹介しました。
緒方氏は、不破議長と志位委員長からの胡錦濤総書記をはじめとする中国共産党指導部にたいするあいさつを伝えました。また賀氏の質問に答えて、今年十一月に開催が予定されている日本共産党第二十三回大会と党綱領改定案の概要、日本の政治情勢と日本共産党の活動・党建設などについて説明しました。
双方は、両党間の交流をさらに発展させることを確認しました。
会談には、中国側から劉洪才中連部副部長、李軍同部第二局副局長が同席しました。
これに続き同日夕刻、緒方氏らは中連部の王家瑞部長と会談し、その後夕食をともにしながら、世界と東アジア地域の平和をめぐる問題や両党間の今後の交流などについて意見交換しました。